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77 岩湧山(897m)<金剛・葛城・和泉> |
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岩湧寺は大宝年間(8世紀始め)文武天皇の勅願で円小角開基と伝えられる。本堂は豊臣秀頼の債権である。12月には境内の落ち葉をと掃いていた住職から、いろいろとこの寺にまつわる話を聞くことができた。寺(山) 名の由来となった「山肌から湧き出したように見える大岩」が谷の向こうに聳えているのも初めて知った。 | |
寺から「きゅうざかの道」(もとの兼松新道)に入る。 | |
丸太で土止めした階段状の道がずっと続き、遊歩道のような趣だが名の通り勾配はきつい。最後はロープにすがって稜線に出ると、ダイアモンドトレイルの通る東峰である。 | |
ブナ林の中の坦々とした道から、いったん下って暗い林を抜けると、明るい緑の草原が広がる。898M三角点のある西峰山頂である。 | |
帰りはダイアモンドトレイルを少し紀見峠の方に歩き、勾配のなだらかな「やすらぎの道」を辿った。例の大岩を真横から見上げ見下ろす(道が岩全体の高さの中間にある)所に立派な木の橋があり、間もなく往路の「きゅうざかの道」との分岐に帰り着いた。 | |
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私の関西百山 |