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【りゅうがたけ】鈴鹿山脈北部の南端にあり、北の石灰岩帯が終わる所にある。平坦な山頂部はイブキザサに覆われ、遠くからは草原のように見える山である。山名の由来は昔、山頂近くに大きな池がある平があり、この池の水はどんな旱魃にも涸れることがなかった。この池には竜が住んでいると信じられ、昔は雨乞いが行われたという。この池ノ平は現在の1024mピークの西側といわれるが、池はなくなっている。 |
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1991年5月と2000年8月の二度、同じルートを歩いた。 宇賀渓駐車場に車を置く。ホタガ谷出合で裏道登山口の標識に導かれて右の山腹に入る。かなりの急登で何度か谷を渡り返す。 ところどころでは丸木橋を渡る。ジグザグにしばらく登って再び沢に出合うと、かなり源流に近い感じになっている。 |
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急坂を登るうちに次の展望が開けてくる。登り終えて出た尾根は遠足尾根と呼ばれている。出発してから2時間半ほどかかった。 | ||
ここからはほぼ水平な尾根道になり、美しい山頂部が見えてくる。1042mピークを過ぎると滋賀・三重県境となっている三叉路に出る。 左折して笹原の中を頂上へ向かう。 |
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広々した山頂には方位展望図などがあり、美しく整備されていて、ひろびろと360度が見渡せた。 鈴鹿の全山が見えるかと思うほどである。 |
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下りは、なだらかな緑の笹原が緩く波打つ中を御在所岳の方を見ながら、しばらくは尾根の散歩道を行く。やがて急な下りとなる。 | ||
重ね岩を経て、掘り割り状やザラ場の下りを重ねて石愽峠に着く。しばらく車道を歩いて小峠から再び沢沿いの山道に入り、鉄ハシゴを下ると長尾滝。 45分ほど山腹の高捲き道を下ってホタガ谷出合に帰った。(この帰り道が表道にあたる) |
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私の関西百山 |