13 蓬莱山 (1174m)




武奈ヶ岳西南稜より


【ほうらいざん】一等三角点を持つ比良山地で武奈ヶ岳につぐ高さの峰。「蓬莱」は古代中国の道教思想にもとずく神仙境のことで、修験道などの影響を持つ山名のようだが不詳。
1959.1.3 

 元旦、大学の同級生のNが誘いに来て比良へ。山の家で泊り、

 2日、一番の江若電鉄で北小松へ。ヤマモモの滝、小白ヶ谷、望武小屋。八ツ渕で昼食の雑煮がラジュウスの調子が悪く、なかなか煮えず。吹雪。八雲避難小屋に泊まる。

 3日、武奈登頂。打見で昼食。蓬莱を経て、17:30蓬莱駅着。
1960.1.6  S高校山岳部冬山合宿。

4日、望武小屋付近で幕営。積雪50cm。

5日.朝食後、強風の武奈ヶ岳登頂。午後、ミゾレになり打見小屋泊。

6日、蓬莱山。厚く氷結した小女郎池で滑ったりして遊び、小女郎道を下山。

写真・雪を踏み固めて設営準備
1963.12.15 
当時所属していた「大阪山友クラブ」9人。独身時代の♀ペンも一緒だった。比良山の家に泊まった前夜から雨。金糞の登りにかかるころよりミゾレに変わり、猛烈に寒い。南比良を過ぎて林の中で昼食。クロトノハゲからの景色も、ガスがかかりあまり良くない。打見より蓬莱の山頂に立ち、帰りはコンビラ谷の左の尾根にできた新道を下り、蓬莱駅へ。




小女郎池
1983.4.24 千日山歩渉会例会の下見にドライブを兼ねて20年ぶりの蓬莱山へ。駐車料込みで600円也のゴンドラは、あっという間(8分間)に山頂駅に着く。駅前は公園のように整備され、山頂はどこかと捜したら、何と目の前に大きなケルンの標識があつた。早々に小女郎池を目指す。帰りはスキー場の斜面より金毘羅峠へ。さらに左へ打見谷へ下り、蓬莱から1時間20分程で打見谷のダムに出で、ようやく疲れてきた足を励ましながら駐車場に着く。

1983.5.15 千日山歩渉会例会は参加者10人。ゴンドラが山頂駅に着くと、折からミス大津を迎えて撮影会の始まるところ。ヘリが飛来して旋回を繰り返し、花束を投下するなど脹やかだった。小女郎池の畔でミズバショウ、金毘羅谷への降り口でスズランの群落を見た。人工的に植えられたものだったか?


残雪の小女郎峠
1997.04.20 山好きのPC 仲間「低山徘徊派」6人での山行だったが、待ち合わせに遅れ、蓬莱駅から二人で歩いた。モダンな住宅やロッジが建って、すっかり様子の変わった船路の集落から林道を歩き、砂防ダムから山道になる。 薬師滝を過ぎると谷の左岸から右岸へと渡り、次第に高度を上げる。次に左岸へ渡り返すと小女郎谷を離れ、ジグザグに登る。振り返るとずっと下に琵琶湖が霞んでいる。勾配が次第に強くなり、溝状に掘れた所にクマザサが被さる歩きにくい道になる。最後は大きな残雪の横、クマサザを漕いで稜線に出ると小女郎峠だった。 小女郎池のショウジョウバカマはずっと数が減り、個体も思いなしか小さくなったようで可憐というより哀れだった。池でみんなと落ち合って、食事のあと蓬莱山に向かう。帰りは登ってきた谷の一つとなりの金毘羅谷を下った。

私の関西百山
inserted by FC2 system