白馬岳の花

   
白馬岳の植物は800種にのぼると言われ、シロウマの名を冠した貴重な植物(白馬特産のものや、白馬で発見されたもの)も20種以上を数えます。特に6月から8月にかけて、雪解けとともに一斉に咲き始める高山植物は種類(約350種)も数も多く、「花の白馬」の名に恥じない見事さです。行動中に撮影できたのは、そのごく一部ですが、いつかじっくり腰を据えて花の写真を撮ってみたいと思います。(2002年7月下旬撮影)


白馬尻付近 (標高約1,550m) 大雪渓末端に近く、ミヤマハンノキやタケカンバなどの亜高木林の中。写真の他に見た花=サンカヨウ(実)、オオバウバユリ、トリアシショウマ、オオバノギボウシなど

 

オタカラコウ


カラマツソウ


キヌガサソウ

葱 平(ねぶかっぴら)標高約2460m。大雪渓を登り切った所の草地で「平」というより傾斜地。シロウマアサツキが生えているのでこの名がある。写真の他に見た花=オオハナウド、タカネナデシコ、ミヤマキンポウゲ、イブキボウフウ、オヤマソバ、テガタチドリなど



シロウマタンポポ(?)



ハクサンフウロ



タカネシオガマ



イワオウギ



シロウマアサツキ(青紫色)


お花畑(標高約2650m) 小雪渓を過ぎ、後立山の稜線を間近いに仰ぐ斜面。群生しているものが目立つ。 
 


ハクサンイチゲ



シナノキンバイ



コオニユリ



イブキジャコウソウ



アオノツガザクラ


コイワカガミ



クロユリ



ウルップソウ(咲き残ったもの)



イワツメクサ



チシマギキョウ


白馬山頂〜小蓮華山(標高約2900m〜2800m) 礫地が続き、湿ったところではウルップソウ(殆ど花期を過ぎていた)などの群落、乾いたところではコマクサ(激減している)、イワベンケイなどが見られる。(他に見た花=コケモモ、ハクサンシャクナゲ、キバナシャクナゲ、タカネナデシコ、チシマギジョウ、ミヤマキンバイ、ミヤマキンポウゲ…など)



コマクサ


シロウマオウギ



シロウマダイモンジソウとタカネヤハズハハコ(手前)




 ミヤマオダマキ


コバイケイソウ



ハクサンシャジン


白馬大池付近(標高約2470m) 他に見た花=ヒオウギアヤメ、ワタスゲなど




ゴゼンタチバナ



ハクサンコザクラ



リンネソウ

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