白山の花

   
加賀の白山として知られた残雪の多い山である。信仰の山として早くから開け、多くの植物学者が訪れた。伊吹山と同様「ハクサン」の名を冠した植物、本州の高山植物分布で西限となっている種類も多い。このページでは岐阜県側の平瀬道と室堂付近で見た花の一部を紹介します。                (2005年7月下旬撮影)

大白川登山口〜大倉山
 ブナやミズナラの原生林を登ると標高1,600m付近からタケカンバが現れ、亜高山帯に入って標高2038.6mの大倉山に着く。
 



オオバギボウシ



オオバミゾホオズキ



ホソバノヤマハハコ



シモツケソウ



ヒメクワガタ



ハクサンフウロ

大倉山〜主稜線
 高茎草原と言われる低木帯に入り、背の高い植物が増える。カンクラ雪渓上部を過ぎると高山帯の花が多くなり、樹木はナナカマドやハイマツなどの低木となる。



ニッコウキスゲ




ミヤマカラマツ



テガタチドリ



キヌガサソウ



ミヤマキンポウゲ


マルバタケブキ



エゾシオガマ?


ハクサンシャクナゲ

主稜線〜室堂周辺
 高山帯となり、あちこちでお花畑が見られる。遅くまで雪が残るために湿潤な地ではハクサンコザクラなどが、少し乾燥した砂礫地にはクロユリ、アオノツガザクラなどが美しい群落を作る。



コイワカガミ



タカネナデシコ


クルマユリ




ミヤマオトギリ



アオノツガザクラ



コバイケイソウ





ハクサンコザクラ




イワギキョウ




クロユリ


 野の花・山の花へ  ペンギン夫婦お山歩日記
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