四姑娘山の花

2001年7月末、中国・四川省にある四姑娘山(スウクウニャンサン)周辺をトレッキングしました。
ちょうど雨期にあたり、大姑娘山(5,025m)の登頂は雨の中となり、展望は皆無でした。
 しかし、アプローチからBC、前進キャンプまで、ずっとたくさんの花たちが私たちを迎えてくれました。まさに百花繚乱、雲上の花園をいく山旅でした。
 ブルーポピー、エーデルワイスを始め、ステレラカマエヤスメなどこの山域特有の珍しい花もありました。そのいくつかをご紹介しましょう。

(1) (2) (3) (4) (5)
メコノプシス 青いケシの仲間でブルーポピーと総称される 
(1)メコノプシス・ホリドラ 標高4,300mの巴郎山峠付近、砂礫地。(2)も
(3) C1(標高4,300m)近く水流のある岩場。ほぼ同じ標高だが、この方が色が鮮やか 
(4)(5)(6)メコノプシス・ブリケア  赤いケシ。 巴郎山峠、岩の多い砂礫地

(6) (7) (8) (9)
(7)(8) メコノプシス・インテグリフォリア 黄色のケシ。  巴郎山峠付近、砂礫地
(9) メコノプシス・ヘンリキ 紫色のケシ。 C1でたった一株だけ見た。
メコノプシスには他に白色のものがあるそうだが、見つからなかった。 

(10) (11) (12) (13) (14)
エーデルワイスの仲間 欧州産のものより花の厚みはないが、数の多さに圧倒される。
(10) 日隆〜ラマ寺間、標高3600m地点にて
(11) BCを見下ろす放牧地。足元の白い色はすべてエーデルワイス。文字通りウシに食わせる
   ほどある。 (12)部分拡大写真 
(13)(14) BCにて 

(15) (16) (17) (18) (19)
(15)〜(18) ステレラ・カマエヤスメ 色とりどりの小さな花を球形に頭部につけて、まるで
打ち上げ花火のように見える。
いずれも日隆〜ラマ寺間で撮影。

(20) (21) (22) (23) (24)
(19)〜(22) エリトリキュウム 高地で咲く苔の花。いずれもC1(標高4,600m)で撮影
以下、花の名前が不明なものが多い。撮影地点 の様子とともに掲げる。
(23)〜(34) 
巴郎山(パーロンシャン)峠<標高4300m>
大形バスも通れる舗装道路が峠を越えている。その道路脇から山の斜面に花園が拡がる。
(24) まさに百花繚乱。素晴らしい光景である。

(25) (26) (27) (28) (29)
(25) (26) キキョウの仲間だそうだ。 
(27) 
コリダリス・クルビフラ 真っ青な空色のエンゴサクの仲間
(29) ハクサンコザクラ??

(30) (31) (32) (33) (34)
(31) (32) ツバメオモトに似た花   (33) パディクラリス・シャンシエンシス オドリコソウの仲間
(34) コモノギクに似ている

(35) (36) (37) (38) (39)
(35) 〜(37) 日隆(リーロン)〜ラマ寺跡間(高度順化の途次に見た花)
(38) 〜(42)
日隆〜BC間 (38)(39) 一見ジキタリスに似ているが…

(40) (41) (42) (43) (44)
(42) オドリコソウの仲間(33)と同じ
(43)
BC〜花海子(ホワハイツウ) 雨中の高度順化。花の多いところだそうだが残念。
(44) 〜(46)
BC〜C1 草地の尾根に出たところ

(45) (46) (47) (48) (49)
(47) C1(4,600m)  赤いテント(トイレ)のある丘を越えてきた。
(48) ツバメオモトの類?   (49) 荒涼とした岩場に深紅の花が目立つ

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