ネパールの旅 1 - カトマンドゥ散歩

「…はじめてきた来た土地なのに何故か懐かしい思いがするのは、ここが私たちの心の故郷だからかも知れません。
牛が鳴き、鳥がさえずり、ゆっくりゆっくり悠久の時が流れます。ふだん忘れていた大切なものが、もう少しで見付かりそうなネパールの旅でした。…」
 1997年11月、はじめてネパールに行った時の感想です。それから1999年、2003年、2006年と合わせて4度、ネパールを訪れましたが、まだ大切な忘れ物は見つけられません。これからも何度かこの国を訪ねてみたいと思いますが、とりあえずトレッキングの往き帰りに訪れた町の想い出を綴ってみます。

夜のトリブヴァン国際空港(1999.11)。
ネパールの首都・カトマンドゥ西部にあるネパールの玄関口です。
機体にROYAL NEPAL の文字が見えますが、国の名前がネパール王国からネパール国に変わった今では、懐かしい名前です。
この時は関空から週2便(水、日)の定期便があり、13時に関空を出て18時45分着でした。しかし欠航が多く、持ち主の王様が使うときは2機しかないうちの1機で運航しているという噂がありました。現在、日本とネパール間の直行便はありません。08年08月に再開するとのことでしたが、そのままになっているようです。
初めての時は、暗い街路を野良ウシが堂々と横切り、ポンコツ車が走り廻っている中を、ホテルに着きました。
チベット風建築のホテル・シェルパです。
(翌朝の写真)
エレベータの扉。
金色の地に「ブッダの智慧の眼」が描かれています。
近代的な清潔なホテルですが、テーブルの上にはウエルカム・フルーツといっしょに、なんとローソクとマッチが置いてありました。
今はそんなことはありませんが、当時のネパールは電力事情が悪く、首都でも何時停電があるかも知れない状況でした。
ホテルシェルパには1999年、エベレスト街道トレッキングのときも世話になりました。
この懐かしいホテルも06年にはなくなっていました。倒産したそうです。ネパールの都市部は、どこもホテルが多くなり過ぎて競争が激しく、もっと小さなホテルやゲストハウスは、さらに淘汰が厳しいと聞きました。
カトマンドゥの市内は南北約2キロ、東西はそれより狭い地域ですから、30分も歩けばどこへでも行けそうです。
王宮の南西隅から南に延びるのがカンティ・パトという大通りで、パタンに通じています。
ホテル・シェルパは、カンティ・パトの一本東側に並行して走る
ダーバーマーグ(王宮通り)の西側 にあります。通りの向かい側には、各国の航空会社の支店やレストランなどが並んでいます。
写真はホテルの少し南からパタンの方を見たところです。 
反対側に真っ直ぐ北に進むと王宮正門に突き当たります。ここを左へ行くと広い通りの両側に、絵葉書や土産物、帽子、Tシャツを売る露店が並んでいます。 最初に来たときはククル(犬)が多いことに驚きました。ついで闇両替、楽器やナイフなどの物売り…。
しばらく歩くとカトマンドゥで一番の繁華街
タメル地区に入ります。ゴミが散乱し、埃が舞い上がる道をオートリキシャやリキシャが走り回っていました。ホテル、レストラン、土産物屋、本屋などがぎっしりと並んでいます。
(2006年には、道は少しきれいになり、スーパーも何軒かできていました)
写真は客待ちの色鮮やかなリキシャ。
タメルチョークから南に歩いていくと、チェトラパティにでます。
ここは道がクモの足のように6本に分かれている分岐点です。チェトラパティから南にいくと、日用品や雑貨を売る店が並ぶ通りを抜けて小さい広場に出ます。人通りが多くとても賑やかです。
「カトマンドゥで一番カトマンドゥらしい」といわれる
アサン広場です。
あちこちから道が集まり、東側へ歩くとラーリ・ポカリの前でカンティ・パト大通りにでます。西は旧王宮のあるダルバール広場に通じています。
上の写真にも見えている三層のお堂はアンナプルナ寺院です。
いつも香煙と人々の鳴らす鐘の音が絶えません。

鐘を鳴らして旅の安全をお祈りしました。




アサンから西南へ旧王宮に向かって歩きます。
道の両側には、先ほどの道より更に賑やかな商店街が続きます。
雑貨や衣類、食料品など近くに住む人の日用品を売る店が多いのですが、観光客目当ての土産物屋さんも多くなります。
そんな雑踏の中に、こんな美しい寺院があります。
マチェンドラナート寺院です。
カトマンドゥ盆地に豊かな収穫をもたらす慈雨の神として、人々の崇敬を集め、終日お詣りする人が絶えません。



また建築物としても素晴らしく、精緻を極める彫刻はいつまでも見飽きません。
次に辻が集まるところがインドラ・チョークです。
両側には道にまで商品をはみ出させたいろんな店がぎっしりと並び、その狭い道に年齢も服装もさまざまな人々がひしめきあい、更にその中を掻き分けるようにバイクやリキシャが通ります。
騒がしく、雑然としていてアサンに劣らずカトマンドゥらしい場所です。
中世のバザールがそのまま続いているようです。
頭の上に羽根飾りのように笛を拡げた、笛売りも写っています。
この雑駁としたインドラチョークの交差点に
アカシュ・バイラーブ寺院が建っています。
バルコニーのようなところの彫刻がユニークです。

タメル・チョークから約30分。
ここまで来ると、ダルバール広場はすぐそこです。
たくさんの仏閣がずらりと並んでいるのが見えます。

続・カトマンドゥ散歩へ

変愚院22海外の旅                   ペンギン夫婦お山歩日記
inserted by FC2 system